SD118について

SD118は神経障害性疼痛治療薬として開発中の経口型低分子化合物です。かつて日本において他の適応症で開発されていた薬剤ですが、当社グループのドラッグ・リプロファイリング・プラットフォームにおける提携によって、新たに神経障害性疼痛治療薬としての可能性を見出しました。
2006年6月に締結した提携契約に基づき、NeuroDiscovery Ltd.(オーストラリア)及び同社の100%子会社のNeuroSolutions Ltd.と共同で開発を進めておりましたが、今後の開発に必要な資金の円滑な確保を図るため、当社グループに譲渡しました。
この譲渡契約により、当社グループは日本及びアジアの一部を除く全世界の開発・商業化の全権利を保有することとなり、特許権の存続期間が満了となるまでに、SD118の商業化に伴い、NeuroDiscovery社に対価を支払うこととなります。
開発の進捗状況につきましては、2008年12月に第I相臨床試験は良好な結果で終了したことを公表いたしました。 今後は、手持ちの資金を使わないリスクを抑えた形で次相開発段階を進めるため、プロジェクトファイナンス等を検討してまいります。
神経障害性疼痛について

神経障害性疼痛は、神経因性疼痛とも呼ばれますが、神経系の一時的障害あるいは機能異常、すなわち神経系への感染、圧迫、外傷、腫瘍などにより生じる、長期間持続する難治性の疼痛です。持続的な痛みは患者のQuality of Lifeを著しく低下させることから、痛みが治療の対象となります。
米国、欧州及び日本においては、糖尿病性神経障害性疼痛・帯状疱疹後神経痛を含む神経障害性症状の罹患率は全人口のおよそ5%と推定されています。現在薬物療法としては、抗けいれん剤、抗うつ剤、鎮痛剤が使用されていますが、充分な効果が得られていません。
神経障害疼痛の市場について
神経障害性疼痛の患者数は全世界でおよそ26百万人と見積もられています(出典:Espicom, 2005)。神経障害性疼痛の世界市場規模は、2010年には55億ドルまで拡大すると予想されています。現在日本において承認を受けた薬剤はありません。

















